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【社会実装型研究の成果】
全国パーキンソン病友の会石川県支部と金沢工業大学クラスター研究室が共創した福祉用具「みんなで楽しくフィットネス!」が第26回石川県バリアフリー社会推進賞 福祉用具部門で最優秀賞を受賞

全国パーキンソン病友の会石川県支部と金沢工業大学クラスター研究室が共創した福祉用具「みんなで楽しくフィットネス!」が第26回石川県バリアフリー社会推進賞 福祉用具部門(企業部門)で最優秀賞を受賞しました。

表彰式は2月19日(水)、石川県庁で行われ、馳浩 石川県知事から表彰状が授与されました。

 写真左から、金沢美術工芸大学?名誉教授 荒井利春さん、全国パーキンソン病友の会石川県支部?支部長 大西正子さん、金沢工業大学ロボティクス学科4年 新田悠人さん、馳浩 石川県知事、ロボティクス学科 鈴木亮一教授

クラスター研究室の石川県バリアフリー社会推進賞 福祉用具部門(企業部門)の受賞はチェアスキーシミュレータ、大きな一歩を踏み出すトレーニング装置についで、今回で3度目となります。


受賞した全国パーキンソン病友の会石川県支部&金沢工業大学クラスター研究室による
福祉用具「みんなで楽しくフィットネス!」について

クラスター研究室は、「Challenge Lab」を拠点に活動する分野横断型の新しい研究室の形態です。社会性のある研究テーマに、学生?教員が分野を超えて集まり、未来の社会に必要とされる新しい技術や価値の創出を目指します。

このたび受賞した「みんなで楽しくフィットネス!」は、全国パーキンソン病友の会石川県支部と金沢工業大学クラスター研究室の共創により生み出された福祉用具です。

インクルーシブデザインの考えを意識しながら、ユーザとエンジニアが概念設計から完成品まで、共に作りあげてきたことで、このシステムを必要とする人たちにとって使いやすいものになっていることが評価されました。

開発のきっかけはパーキンソン病友の会石川県支部のおしゃべり会でした。椅子に座った状態でも、立った状態でも、自宅で気軽に楽しく続けられるフィットネスゲームが欲しいという要望があり、パーキンソン病友の会石川県支部とクラスター研究室が協力して開発を始めました。

気軽に自宅で楽しく続けられること、そしてゲームを楽しみながらフィットネスができ、かつ達成感を味わえるよう、ゲームのコンテンツ設計や開発を進める上で、パーキンソン病の疾患を抱える皆さんの声を聞きながら開発を進めました。

開発されたアプリは、VRヘッドセットを装着し、パソコンの画面上に表示される指示にしたがって、ゲーム内容や難易度を設定し、ゲーム感覚で上肢の運動が行えます。椅子に座った状態でのフィットネスを考慮して、「居合切りゲーム」「野球ゲーム」「テニスゲーム」を開発しました。

振戦の症状がある方々でも、ボタン操作ができるように工夫するなど、ユーザーのニーズに応えた仕様になっています。

開発されたゲームについて、パーキンソン病友の会でのヒアリングでは、楽しい、夢中になれる、孫と一緒に楽しみたいなど、肯定的な意見が多く寄せられました。VRヘッドセットの装着が難しい場合は、大型のモニターやスクリーンに投影した映像を見ながらフィットネスをすることもできます。

パーキソン病の症状がある人たちは転倒のリスクがあるため、外出を控える方がいます。そのような人たちに対して、自宅でも気軽に運動ができるよう、クラスター研究室では本システムを貸与できるような仕組みを作っていく考えです。

居合切りゲームをプレイする様子

   居合切りゲームをプレイする様子

野球ゲームをプレイする様子

野球ゲームをプレイする様子

手が震える方々にもボタン操作がしやすいように工夫した

手が震える方々にもボタン操作がしやすいように工夫した


石川県バリアフリー社会推進賞について

石川県では平成11年度からバリアフリー社会推進表彰制度を設け、先駆的、模範的なバリアフリー社会づくりへの取組や活動を行ってる個人や団体を、「施設部門」「福祉用具部門」のそれぞれの部門において表彰するする制度。「福祉用具部門」はお年寄りや障害のある方の自立支援や介助者の負担軽減を図るための創造的作品が対象となっています。

今年度は10件(施設部門1件、福祉用具部門9件)の応募がありました。

金沢工業大学の社会実装型教育研究について

金沢工業大学では、「自治体担当者や地域住民から提供された課題」や「企業の技術者?研究者から提供された研究課題」といったリアルな社会課題に対して「異分野の学生や外国人とのチーム編成」で取り組むことで、専門力をベースとした社会実装力を身につける社会実装型教育研究を全学的に進めています。

課題発見や解決策の創出はユーザ視点で行い、解決策として生み出されたアイデアはアイデアに終わらせず、プロトタイプ(試作モデル)として具体化。ユーザに実際に操作してもらい、フィードバックを得ることで、よりよいものを創出していくCDIO(Conceive、Design、Implement、Operate)のプロセスを重視しています。

クラスター研究室の活動拠点「Challenge Lab」

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Challenge Lab

金沢工業大学老虎机游戏 情報理工学部 ロボティクス学科 鈴木亮一 研究室


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