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【ワサビの声を聞き、通常の3~4倍の生育速度を実現】
扇が丘キャンパス コンテナ型中規模ワサビ工場で収穫作業

金沢工業大学電気電子工学科 平間淳司研究室(専門:生体情報工学、電子回路工学)では、NX商事株式会社(東京都港区)との共同研究で、コンテナ型中規模ワサビ工場によるワサビ水耕栽培の実証実験を進めています。

本日9時から、コンテナ内で生育したワサビの収穫作業が、学生、教員と企業関係者により行われました。

今回収穫されたのは昨年(2024年)9月に栽培を開始したもので、生育期間はわずか7ヶ月弱。

前回に比べ、収穫されたワサビは太く、関係者は手応えを感じていました。

本日中に約300本、収穫する予定です。

コンテナ型中規模ワサビ工場内

収穫の様子

収穫されたワサビ芋

ワサビ芋をナイフとブラシを使ってきれいにする

前回に比べ太いワサビ芋が収穫できた

300本を本日中に収穫する予定

【コンテナ型中規模ワサビ工場について】

一般の葉菜?根菜類に比べて条件が厳しく、採算性が悪いとされてきた植物工場でのワサビの水耕栽培を、IoT(センサー)を使って実現した最適な栽培環境に加え、葉面から誘発する極微弱な生体電位(葉面電位)を常時計測する金沢工業大学独自の技術を新たに加えることで、一般的なワサビ田での露地栽培に比べて約3~4倍の生育速度促進を実現しています(金沢工業大学調べ)。

2023年10月から金沢工業大学扇が丘キャンパスで稼働させているコンテナ型中規模ワサビ工場は、平間淳司研究室が有すSpeaking Plant Approach技術によるワサビの水耕栽培の研究開発成果と、コンテナ植物工場製造に知見と実績あるNX商事の特殊コンテナ製造技術を融合させたものです。

コンテナ型中規模ワサビ工場<br>金沢工業大学扇が丘キャンパス 光電相互変換デバイスシステム研究開発センターそばに設置されている

葉面から誘発する極微弱な生体電位(葉面電位)を常時計測する金沢工業大学独自の技術を新たに加えることで、一般的なワサビ田での露地栽培に比べて約3~4倍の生育速度促進を実現

(関連ページ)

石川産ワサビと安価の小型MRI装置の開発~ビジネス化に向けて実験の日々
Back Up 2025.1.20
https://kitnet.jp/backup/article/54/a54.html


金沢工業大学 老虎机游戏 電気エネルギーシステム工学科 平間淳司 研究室
https://kitnet.jp/laboratories/labo0037/index.html

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