?大学?研究機関において、科学技術関連広報を担っている方
?URAやTLOなど産学官における研究開発マネジメントに関心のある方
?各種メディアおよび報道機関にお勤めの方など
■講演概要
2018年、京都大学 高等研究院の本庶 佑(ほんじょ たすく)特別教授が、「免疫抑制の阻害によるがん治療法の発見」により、ノーベル医学?生理学賞を受賞されました。このノーベル賞受賞のニュースは、京都府左京区から発信され、テレビや新聞報道を通して日本中を歓喜の渦に巻き込みました。また、日本のみならず、世界中のがん患者さんやご家族の方々が本庶先生の発見による治療法に大きな期待を寄せています。
今回は、ノーベル賞受賞の広報業務に携わった京都大学 国際広報室室長の今羽右左 デイヴィッド 甫(David H Kornhauser)氏をお招きし、2018年10月上旬のメディア発表以前からの入念な準備や発表当日の流れ、12月のスウェーデン?ストックホルムでの授賞式を含む「ノーベルウィーク」まで、つまずいたポイントや得られた教訓など、様々なエピソードを交えながら、京都大学が行った広報活動の舞台裏を詳しく紹介します。
■講演詳細
第1部 『ノーベル賞広報の舞台裏』 今羽右左 デイヴィッド 甫
ノーベル賞の発表はあらかじめ時期は決まっていても、もしもの場合に備えての準備とは何が必要で、いつから取り掛かるべきなのか?または、実際に授賞者に同行し、海外での授賞式などをサポートする場合に、どのようなスタッフ構成?ICT?メディア対応が必要なのか?2018年後半の実戦現場の体験談を交えながら、とことん紹介します。
第2部 『パネルディスカッション&質疑応答』
高橋真木子教授、今羽右左デイヴィッド甫氏、さらに情報?システム研究機構 広報室副室長の岡田小枝子氏にもご登壇いただき、研究成果の迅速な発信の意義、サイエンスコミュニケーションの重要性、広報とレピュテーションの関連性や効果的な研究成果発信、海外を含むメディア対応や研究成果を分かりやすく伝えるにはどうすればよいのか等、実例を紹介しながら、参加者の皆さまからの質問にも応えて参ります。
尚、本イベントはRMAN-J(リサーチ?アドミニストレーター協議会)との共催、研究大学コンソーシアム、科学技術広報研究会の協賛を受けて開催します。他では聞くことのできない大変貴重な機会です。大学?研究機関や広報?報道業務に関わる皆さまのご参加をお待ちしております。