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KDDI株式会社
技術開発本部 知的財産室
知財戦略グループリーダー
千葉 哲也
?3年以上の企業又は官公庁における在職経験をお持ちの方
?技術開発、知財?標準化業務に従事されている方
■セミナー概要
国内有数の通信事業者であるKDDI、北欧発のグローバル企業であるNOKIA、そして、日本の標準化行政に携わる経済産業省、それぞれの立場において、技術標準化活動の最前線でご活躍されている3名のゲスト講師にお話いただきます。今や生活に欠かすことのできないスマートフォン。この裏側で繰り広げられる大企業同士の争い、標準化機関の動向について、※前回のイベントに出席された方はもちろん、標準化活動の“いま”を知りたい方は是非ご参加ください。
■第1部
『IoT時代の標準規格と知財』 千葉 哲也 氏
標準規格はICT産業において非常に重要であり、そのため規格策定各社の叡智の成果である多数の特許が含まれています。そして特許が規格の実施に与える影響が大きくなるのに伴って特許の活用の動きが盛んになっており、活発化してきているパテントトロールなどの活動の主戦場が米国から欧州など世界に拡がり始めています。このような状況を踏まえ、そもそも標準必須規格とな何かなど基本的な概念の整理を含め、本格的なIoT時代への突入にあたり、標準規格と知財のあり方や世界における議論、KDDIの考えについてご紹介します。
■第2部
『Business considerations on SDO participation』 ヤリ?ワーリオ 氏
The SDO participation has based on the principle of receiving later FRAND compensation for the early investment on standards development. The FRAND licensing has balanced the varying investments in standards development between the companies. However, the recent development of FRAND licensing environment has made this difficult as the number of free riders is increasing and it seems that without costly litigations less and less companies are ready for FRAND licensing. As a result of this development, companies have to reassess their investments in open standardization and evaluate alternative approaches to create value for their R&D investments. The presentation provides a high level description of the overall situation and implications to business considerations related to SDO participation.
■第3部
『標準必須特許問題の概観とその解決策の考察』 長野 寿一 氏
第3部では、第1部と第2部で見た標準必須特許の実施者と権利者の対立構造を受けて問題の本質を追究し、全体像と鍵を握るプレーヤーを整理して見極め、それぞれのプレーヤーが提供できる解決策を探ります。その過程で新たなビジネスチャンスを見いだすことができるかどうかは関係者全員の今後の課題となることでしょう。
■第4部
『質疑応答&パネルディスカッション』 平松 幸男 教授
情報通信分野における標準化活動のエキスパートである大阪工業大学大学院の平松幸男教授の司会のもと、ゲスト講師3名にもご登壇いただき、会場からの質問も受けながら、最新のトピックスやグローバルな視座からの検討課題等について参加者全員で理解を深めていきます。