?2年以上の企業または官公庁における在職経験をお持ちの方
?ファッションビジネスに従事されている方、または興味?関心のある方
?将来、KIT虎ノ門大学院への入学を検討されている方
■講演概要
ファッションは多くの人々に関係する文化、そして国内だけでも約18兆円という市場規模であるにも関わらず、これまで知的財産権による保護と結びつけて体系的に語られることがありませんでした。そこで今回のKITプロフェッショナルミーティングでは、Fashion Law Institute Japan 事務局長の金井倫之氏、骨董通り法律事務所 弁護士の中川隆太郎氏、エルメスジャポン株式会社 知的財産権担当の黒川靖子氏の3名をお招きして、近時、アメリカで進展しつつあるファッション?ローの動きや、ファッションデザインをめぐる国内外の紛争事例、さらには世界的にも有名なファッションブランドにおける取り組みを紹介していきます。
第1部
『ファッション?ローの誕生と流れ』 金井 倫之 氏
ファッション?ローという考え方がアメリカで誕生したのは、今から10年ほど前のことです。新しい切り口であるファッション?ローがどのようにして生まれたのか?その背景とこれまでの流れについてご紹介します。
第2部
『事例で学ぶファッション?ロー』 中川 隆太郎 氏
近年、ビッグメゾンが当事者となるものを含め、ファッションデザインをはじめとするファッション関連の様々なトラブルが争わることが増えてきました。しかし、「権利侵害」と「適法利用」との線引きが悩ましい事例も少なくありません。第2部では、代表的な近年の国内外の紛争事例をいくつかご紹介しながら、ファッション?ローの現状と課題について具体的に考えます。
第3部
『ファッション企業における権利の保護並びに権利侵害対策』 黒川 靖子 氏
ブランド企業は常に「偽物」に頭を悩まし、対策を講じております。エルメスもその例外ではありません。日本における権利取得の努力、また権利侵害に対する対応をご紹介します。
尚、本イベントは知的財産教育協会との共催、日本アパレル?ファッション産業協会、繊研新聞社の後援を受けて開催します。他では聞くことのできない大変貴重な機会ですので、ぜひ皆さまのご参加をお待ちしております。