?大学研究分野における女性の進出、産学連携での女性の活躍について知りたい方
?TLO実務や、URAなど知財スキルを活かした働き方に関心をお持ちの方
■セミナー概要
今回のKITプロフェッショナルミーティングでは、女性の進出が目覚しい産学連携プロジェクトやTLO※について、その実情や働き方をご紹介するとともに、(株)東京大学TLO取締役の本田圭子氏をお招きし、普段あまり知られていない、女性が大学研究業界で働くメリット、TLOやURA※の魅力、知財を学んで幅広いキャリアの扉を開く可能性について、皆さまにお伝えいたします。会社のお仲間、お知り合いとお誘い合わせの上、ぜひこの機会をご活用ください。
※TLOとは、Technology Licensing Organizationの略称です。 大学の研究者の研究成果を特許化し、それを民間企業等へ技術移転する法人であり、産と学の「仲介役」の役割を果たす組織です。
※URAとは、University Research Administratorの略称です。大学等において、研究者とともに研究活動の企画?マネジメント、研究成果の活用促進を行い、研究活動の活性化や研究開発マネジメントを支える専門職人材です。
■第1部
『大学の技術移転活動とは?』 本田 圭子 氏
21世紀の知識社会において、最先端の研究を行う大学と連携することで、イノベーションを創出、加速しようとする企業はますます増えてきています。2014年のノーベル物理学賞LED光源がまさにこの代表的な成功例ですが、基礎的な大学の研究成果を、知的財産をコアにして産業界に移転し新しい製品や技術に結びつけていく活動、これが技術移転活動で、特許のライセンシングはその代表例です。大学の研究活動に寄り添い、大発明につながるかもしれない宝の山を相手に、知財の知識をフル活用する、大学における技術移転活動の醍醐味、リアルな展望をご紹介します。
■第2部
『知財を学んで幅広いキャリアの扉を開こう!』 高橋 真木子 教授
イノベーティブな社会を実現する技術革新の多くは、実はその源に大学の研究成果があることを、皆さんはご存知でしょうか?大学の研究者と企業を引き合わせ共同研究をアレンジする産学連携コーディネーションや、大学の研究マネジメントを担うリサーチアドミニストレーションは、研究成果という新しい知識を扱うため、知財や契約の知識が必要であり、日本でも最近、重要性が指摘されている専門職です。大学の活動と知財の関係、大学の研究教育のマネジメントに関わる仕事の実際、そして多様な経験が活かせるこの仕事の魅力をお伝えします。
■第3部
~座談会&ディスカッション~
本田圭子氏、高橋真木子教授、飯塚雅世さん(KIT修了生)の3名にご登壇いただき、女性が大学研究所やTLO業界で働くことのメリットや、ご自身のワークライフバランスなども交えながら“働く女性”の最新事情を伺います。