?知財業界におけるキャリアアップや女性の活躍について知りたい方など
?知的財産を新しく生み出すための発想力を鍛えたい方など
■セミナー概要
今回のKITプロフェッショナルミーティングでは、第1部に、知的創造システム専攻の
上條由紀子准教授によるキャリアセミナーを開催します。
続く第2部では、㈱経営技法の鈴木俊介氏をお招きし、グループワークを交えながら、
知的財産を生み出すための発想力および思考技術を鍛えていきます。
会社のお仲間、お知り合いとお誘い合わせの上、ぜひこの機会をご活用ください。
■第1部セミナー
『KITで知的財産キャリアへの扉を開こう!』 上條 由紀子 准教授
人間が社会活動の中で考え出したアイデアは、すべて「知的財産」といえます。ですから、「知財」は人間のクリエイティブな活動において切っても切れない存在です。新しいテクノロジーに関する発明、映画や音楽等のコンテンツ、斬新な物品のデザインなどの「知財」は、日本にとって非常に重要なものです。また、女性にとって最新のブランド品のデザインやロゴなどの商標(トレードマーク)は身近なものでしょう。常に最先端の流行や最新のアイデアに触れることができる「知財」に関わるお仕事は、男性のみならず、流行に敏感でアンテナの高い女性にとっても、ぴったりの仕事だと思います。
また、知財に関わる職場の具体的イメージとしては、弁理士資格を取得して特許事務所で働くということ。代理人として書類を作成し、特許庁の審査官とやり取りをするなど、個人の裁量と自分のペースで仕事ができるという点から、子育てをしながら女性が取組む仕事としても適しています。KITでの学びの事例等も含めながら様々なケースをご紹介いたします。
■第2部セミナー
『知的財産を生み出す独創的発想力』 鈴木 俊介 氏
世界で最も成熟した経済環境にある今の日本に求められているのは、独創性です。ゼロから1を生み出す独創性や発想力です。言い換えれば、他人が考えない事を考えつく、やってみる、ということです。さて、どうすれば独創的になれるのか?古今東西あらゆる発想のテクニックや思考技法が提言されてきました。これらは究極的に「連想力、抽象化思考、複眼力、構想力」の4種類に分類できます。
しかし、重要なのはこのような体系を論じることではなく、場面に応じてそうした思考技術を自ら使いこなし、実際に独創に結びつけること、そして自分だけではなく他者の創造性も引き出すことです。そのためには具体的なトレーニング方法やファシリテーションの方法を理解する必要があります。今回は、実際に創造的なアタマをつくるための思考強化のエクササイズを交えながら学んでいきます。