開講科目の詳細
ワークライフマネジメント特論
Work-Life Management
担当教員
受講対象者
?経営者やリーダーとして、働き方改革を経営戦略に組み込み、組織の生産性と持続可能な成長を実現したい方
?ワーク?ライフバランスを通じ、多様な人材が活躍できる職場環境をデザインする視点と具体的な手法を学びたい方
?組織内で新しい働き方を提案し、経営層や同僚に共感を得ながら実践を推進するリーダーシップを磨きたい方
?ダイバーシティ&インクルージョンや心理的安全性を経営基盤として活用し、イノベーションを生む職場文化を構築したい方
?働き方改革に関心があり、まずは自身の働き方を見直し、変革を組織全体へと広げていきたい方
授業の主題と概要
ワークライフバランスは、いまや企業の成長と持続可能性を左右する「経営の中核課題」です。優秀な人材を惹きつけ、多様な働き手が力を発揮できる職場環境を実現しなければ、組織の未来を切り拓くことはできません。しかし、多くの職場では「制度は整備されているが使いづらい」「成果を出すために長時間働くしかない」という現実も根強く残り、変革への道筋を見失いがちです。本授業では、ワークライフバランスを単なる「福利厚生」ではなく、経営戦略として位置づけ、多様性を活かした職場づくりや生産性向上をどのように実現していくかを学びます。
1. なぜ日本社会において働き方改革?女性活躍?男性育休が必要なのか。人口構造からマクロに学ぶ。働き方改革に成功した企業で起きたイノベーションの事例を学ぶ。
2. 自らの職場を具体的に変革していく手順やツールを学び、受講者同士で主体的な議論を行う。
3. 最終回は受講生による「プレゼンテーション」を予定する。ここでの発表内容を最終レポートに代替する。
これからの職場では、一人ひとりの働き方がチームや組織の成長に直結します。この授業を通じて、自身の課題を解決し、組織を次のステージへ導くための確かな一歩を踏み出すことを到達目標としています。
【ワークライフマネジメント特論】 ?授業レポートはこちら
到達(習得)目標
ワーク?ライフバランスを経営戦略の一環として捉え、多様な人材が活躍できる職場環境をデザインする視点とスキルの習得
自身の生活や職場において、ワーク?ライフマネジメントを実践できる力の修得
従来の働き方に固執する経営層や同僚に、新しい働き方の必要性と効果を伝え、実践を促す力の修得
講義スケジュール
講義 回数 |
講義テーマ |
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1,2 | なぜ日本社会において働き方改革?女性活躍?男性育休が必要なのか、よく誤解されるワークライフバランスの意義や必要性について、人口構造からマクロな視点で学ぶ 昨今の働き方改革の変遷、男性育休や介護等の法改正による影響を振り返り、実際に働き方改革に成功した企業で起きたイノベーションの事例を学ぶ |
3,4 | 働き方改革の全体像を振り返った上で、朝メール(自らの働き方を振り返り、課題を見つけ出すツール)で自身の働き方を分析し、解決策を考える 働き方を主体的に変えていく「カエル会議」という実践手法を具体的に学んだ上で、その手法を用いて、参加者同士でテーマを決めてディスカッションを行う |
5,6 | 各自が実践したカエル会議の中から気付きを共有し、より有効な働き方改革を実行するための知見を学ぶ。また、実践カエル会議として、ある企業を題材に働き方改革の課題や解決策を参加者者同士で議論する 組織の風土改革に必要な、組織の成功循環モデルや理的安全性マネジメントなどのアプローチ方法を学ぶ。 |
7,8 | 「自組織や職場への働き方課題分析と解決策 提案と討議」 受講生全員によるプレゼンテーション |
開講について
開講時期: 1学期
開講形態: 2コマ(180分)×4日間
講義回数: 全8回
※状況に応じて、一部変更が生じる場合もございます。予めご了承ください。
テキスト/参考図書
【テキスト】
「働き方改革」~生産性とモチベーションが上がる事例20社~
小室淑恵 (毎日新聞出版)
【参考図書】
「改訂版 小室淑恵の即効プレゼン術」
小室淑恵 (学研)
※上記は一部追加?変更となる場合もございます。また、指定テキスト及びケースなどは、別途ご購入頂くもので、授業料には含まれておりません。予めご了承ください。