開講科目の詳細
                                        企業戦略特論1
                                        
                                            
                                                
Applied Corporate Strategy 1
                                            
                                        
                                    
担当教員
受講対象者
経営者、企業の事業企画部門マネジャーなどの職務についている方、あるいはそれを目指す方
授業の主題と概要
本講義の目的は、次の3つです。(1)企業戦略の基本フレームワークをつかむこと、(2)企業戦略のさまざまな応用フレームワークを使いこなせるようになること、そして(3)イノベーションを用いて企業変容を促す力を身につけること。 (1)基本戦略フレームワーク:ポーターのポジショニング戦略に始まり、コアコンピタンスを育てるケーパビリティ戦略、新たなポジションへと企業を変容するためのコンフィギュレーション戦略という3つの基本戦略を改めて考察する。 (2)応用戦略フレームワーク:基本戦略を押さえた上で、さらに成長戦略、グローバル戦略、サービス化戦略、そして最先端のイノベーション戦略、共創戦略、サステナビリティ戦略など、幅広い応用戦略を学ぶ。 (3)企業変容:企業戦略を理解したうえでイノベーション戦略を仕掛けられるようになるため、いくつかの企業をとりあげ、グループワークを行う。そこでの対話やアウトプット作成、その振り返りを通じて、創造的な戦略の見立てと、イノベーションを推進していくための総合的な知見を獲得する。 企業戦略においては、既存事業の深化と新規事業の探索という両面が求められますが、新規事業が既存事業にフィットしていなければ、企業としてイノベーションを実現することはできません。企業戦略を理解したうえで、イノベーションによって新たなポジションへシフトさせるための知識を身につけます。
到達(習得)目標
企業戦略に関わる基本フレームワークを復習しつつ、実践的な戦略分析及び成長戦略提案ができるようになること
 
講義スケジュール
| 講義 回数  |  
講義テーマ | 
|---|---|
| 1,2 | 企業戦略の基本フレームワーク 戦略とは何か。事業戦略の立案、戦略分析、実行までを概観する。さらに、成長戦略、グローバル戦略、サービス化戦略、そして最先端のイノベーション戦略、共創戦略、サステナビリティ戦略について、そのアプローチを理解する 企業戦略の応用フレームワーク ケース企業がめざすビジョンと戦略をグループワークにより立案し、そのアウトプットについて議論する  |  
| 3,4 | 企業のポジショニングを変えるためのイノベーションの意味合い 市場を見る目を養う。変わったことをやる人に目をつける、お客様の行動を観察しつづける、他がやらないことを考えるなどアプローチについて論じる ワークショップ: イノベーションによる企業戦略のシフト 組織を見る目を養う。理屈でわからないことは大方うまく いかない。変わったことを考えるよりも、どこかおかしいという観点から整理することで大きな成果が得られることについて事例を通じて論じる  |  
| 5,6 | ケース(1)の課題発表:ソーシャルビジネスの小さなグローバル企業に対しての、戦略の分析と提案 ワークショップ: イノベーション戦略の立案 ケース(1)企業がめざすイノベーションと企業変容について、グループワークにより 立案し、そのアウトプットについて議論する  |  
| 7,8 | ケース(2)の課題発表:グローバル電機メーカーの再生についての、戦略の分析と提案 ワークショップ: イノベーション戦略の立案 ケース(2)企業がめざすイノベーションと企業変容について、グループワークにより 立案し、そのアウトプットについて議論する  |  
開講について
開講時期: 2学期
 開講形態:2コマ(180分)×4日間
 講義回数:全8回 
※状況に応じて、一部変更が生じる場合もございます。予めご了承ください。
テキスト/参考図書
【テキスト】
 必要に応じ適宜配布する
 【参考図書】
 「発想を事業化するイノベーション?ツールキット ―― 機会の特定から実現性の証明まで」
 デヴィッド?シルバースタインほか著、野村恭彦 監訳、英治出版
 「戦略とは何か」?ストラテジック?マネジメントの実践
 コーネリス?A?デ?クルイヴァー他 著、東洋経済新報社
        
        
        
        
        
        
                                
                            




                                        
                                        
                                        
                                        
                                        
                                        
                                        
                                        


                            
                            


